気まぐれbebeのひとり言

第一章

高1の時 同じクラスになった
YとKと私M
ＹとＫは同じクラブで
私はクラブには入らなかったが
三人は 家庭環境が似ていたせいもあって
すぐに仲良くなり
その後 クラスが違っても
三年間 毎日一緒にお昼ご飯を食べていた

Yとは中学から同じだったけど
私が転校生だった事もあり
中学当時は
仲が良かった訳でもなかったが
結婚後も同じ市内に住んでいて
子供の幼稚園も同じで
たまにスーパーで会うと立ち話をしたり
時々電話で話したりする以外は
年賀状のやり取りだけで
行き来はしていなかった

Kは複雑な家庭環境だったせいか
ちょっと大人びたところがあって
弟二人の私にとってKは 7ヶ月早く生まれた
お姉さんのような存在だった

Kは人付き合いが良く
映画好きの私によく付き合ってくれて
卒業後もそのまま付き合いは続き
20才で結婚したKの
結婚式の受付を頼まれて出席した

そんなKのご主人は 大学が二部だったので
他の人と同じ様に出世する為に
自分から転勤を申し出たとかで
Kは 子供が小さいのに
どこにでも必ずご主人に付いて行った

私は K家族があちこち転勤の後
何度か東京に戻って来た時は
必ず引っ越しを手伝に行った

そのKのご主人がモテるというか
手が早いというか…
転勤する先々で女がいて
私はその度にKから相談＆愚痴を聞いていた

私が Kの夫の浮気を初めて知らされたのは
20代が終わる頃だった
そんな数々ある浮気の中から

衝撃的な浮気事件 その1

夫の浮気を知ったKは突然
三人の子供(長女7才、次女4才、長男1才)を
家に置いて
山形のご主人の実家に
浮気を言いつけに行った
Kからの電話でそれを知った私は
2才の長女を車に乗せ
Kの家に行き子供たちをうちに連れて来て
ご飯を作ってあげたりおむつを替えたり…

自由奔放に育てられた
Kの三人の子供たちには辟易しながら
ご主人が引き取りに来るまで
面倒をみていたことがあった

夜遅く子供を引き取りに来た
ご主人と話をしたら
ご主人曰く Kは家事が下手で
部屋はいつも汚いし
食事時間はバラバラで献立も味も微妙だと

確かに私がKの家に遊びに行った時や
子供を引き取りに行った時も
キッチンや沢山あるどの部屋も
散らかっていた
でも 浮気の言い訳にはならない！

　　続く…